さて、本日は残業について書いていきたいと思います。
最近では残業はもはや美学ではなく、効率が悪い人と評価されるようになってきたと思います。
でも、実際には残業が発生している人、以外に多いんじゃないでしょうか?
1時間程度ならまだしも、9時始まりなのに毎日20時過ぎ終わりになっている人はちょっとしんどい思いをしていることと思います。
今回はそんな方々へのメッセージです。
まずは毎日22時頃まで、時に終電へダッシュをしていた頃の私のお話からご紹介させてください。
上司からのラブレター
以前の勤務先での出来事です。
MTGから帰ってきて自分の席に戻った時、私のデスクの上に裏返しに置かれていた紙がありました。
ペラリとめくると、それは当時の上司からのラブレター、、
ではなく、私に無言で注意する為に置かれたプリント。
そこには様々な残業のタイプが書かれてありました。
残業代を狙ったムダ残業・罰ゲーム残業
成果を出している人がまだ残業してるのに、成果を出していない自分は早く帰られない・付き合い残業
上司や同僚がまだ働いていて帰りずらいから、誰かが帰るまで会社に居残ってしまう
・ダラダラ残業
その名の通り、ダラダラ仕事をしている
・成り行きまかせ残業
事前に作業時間を設定せず、行き当たりバッタリで仕事をする
もっと書かれてありましたが、忘れちゃいました。
そしてピンクの蛍光ペンで線が引かれてあったところが
「ダラダラ残業」と「成り行き任せ残業」。
まあ、分かりますよ、分かるんですけどね、、、
その残業タイプ分けペラを見て
「まあ、仕事がない人は何とでも言えるだろうよ。(イラッ)」
と正直思いました。
そのマネージャーはプレイングマネージャーではないので、正直いなくてもチームはまわるし
夜中23時過ぎに、平気で仕事依頼のチャットが飛んでくる環境下にいる人でもないわけです。
とはいえ、自分に思い当たる節がないかといえばウソになります。
そこは社会人として、「上司からはこう評価されているんだな」と謙虚に受け止める事にしました。
残業してしまう原因把握と対策を!
そこで私がやったのは、残業の原因と対策です。
この記事を読んでくださっている皆さんも、残業つら。。と思われている方がいらっしゃれば、改めて客観的に見てみることをオススメします。
<原因把握と対策の方法>
①以下の図のように、残業の理由が自分に原因があること、自分以外に原因があることに分類してみます。
1人でこっそりとするワークです。
「いや、これは私のせいじゃ絶対ないはずだ!」と他責にならないよう自分の責任は素直に認めましょう。
「きっとこれも私のせいに違いあるまい!」と武士のような責任感は不要です。他社員や環境に理由がありそうであえば、自分以外の理由へ振り分けましょう。
②リストアップされたそれぞれの原因を以下のように処理してください。
→優先準備を決めて対策をしていきましょう。
ここでいう優先順位ですが、リストアップした中から1番の残業理由になっていることを見つけ出すことです。
そしてその1番の残業理由に対して、1番効果がありそうな対策をする事をおすすめします。
(例)
原因:人に頼まれたことから優先して作業している事が週の中で圧倒的に多い(その結果、自分が本来すべき事は定時後にようやく手をつけている)
対策:頼んできた人にいつまでに完了すべきか期限を聞く。自分の作業量も必要に応じて伝え、期限の調整自体が可能か確認する。
期限日に余裕があれば後回しにし、今日やるべき事を絞ってやる。
●自分以外に原因がある理由に対して
→上司をうまく巻き込みましょう。
ヒト・モノ・カネ、それ以外と理由にもよりますが、自分以外に原因がある場合は他のメンバーも同じことを感じている可能性があります。となると、
それはもはや組織をマネージメントしている管理者の仕事となります。管理者には、従業員が効率よく、生産性高く、目標達成する環境づくりの責任が
あります。(例)
原因:お客様からの定時後の急な依頼が高頻度で発生しており、1人で対応可能な範囲にも限界がある
対策:定時後でも対応が必要な場合の体制をチーム内で構築できないかマネージャーに相談する
上記の方法で、ある程度までは片づけられると思いますので、是非やってみてください。
因みに私の場合は、作業依頼をしてきた人に期限を調整するという事をうまく出来ていなった事に気づき、それからパラパラパラパラととめどなくやってくる依頼を
バッサバッサ明日以降に期限を延ばすことで早く帰れるようになりました。勿論、「今日!今!」という依頼もあります。そういう場合はガッツリやりますが、
それでも翌日は定時すぎたらサッサと帰ってやるというスタンスでやってました。
残業が当たり前になっている人へ伝えたいメッセージ
さて、上記で方法をご紹介しましたが、実はこの記事で1番言いたかったのは方法論ではなく、残業まみれだった当時の私は、
自分の価値をないがしろにしていた
ということです。
本当は定時で帰りたかったし、
周りから依頼された仕事に対しても、心の中では「それ自分でできるよね?」と思ってるくせに、言い出せず受け取ってる自分がいました。
本当は、本当は、、、、と自分を押し殺してばかりいて、無理して残業をしていました。
定時で帰りたいなら帰れるように努力して、とっとと帰ればいい。
自分がすべき事とお願いしたい事は無理せず相談すればいい。
(「キーッ!これは私の仕事じゃないですからぁー!」と発狂するのではなく、あくまでも相談ベースで理路整然とです)
つまり、自分の都合をもう少し主張してみても良いということです。
自分の都合を押し通してくる人は、世の中的に、勝手な人、使いづらい人材、面倒くさい人、、、
などなどイメージが悪いですし、例えばアシスタントのように一方的に仕事を振られる立場など、その人の役割によっては相談しづらい事もあると思います。
でも、それは自分が勝手に抱いている先入観でしかないという事は往々にしてあります。
結構周りの人は、あなたが早く帰ろうが残業しようがそこまで気にしないです。
先に帰りづらい雰囲気だったとしても、周りに迷惑をかけないなら早く帰って、
体と心を休めて、翌日就業時間中に良いパフォーマンスを出せば誰からも文句を言われる筋合いはありません。
これ以上、自分自身の優先度を下げないでください。
「自分<周り」の優先順位を続けるから、残業まみれになってしまうんです。
完璧主義者で、順応性が高く、責任感が強いあなたは、できちゃうので、ついついやっちゃうんだと思います。
でも、
上記であげた対策を取る以外にも、
毎日残業してるんなら週に1回、例えば月曜は定時で変える日と決めて、
大事な事や頭を使う仕事は午前中に、午後は惰性でもできる事(笑)、
定時間近にくるリクエストはなるべく明日にまわす
というようなMYルールをFIXする事。
そして一切の感情をいれずに粛々とそのルールに従う。
それこそ、「ハケンの品格」に出てくるスーパー派遣の大前春子のように。
引用:ハケンの品格
自分が思ったように時間管理ができると、物凄い満足感と充実感を感じますよ。
物事の考え方が変わり、次第に行動も変わっていくので
自分を変えたいな、、、変わりたいな、、、と思っている世の女性には、まずは残業を減らす事から始めるのは本当におススメなので、
是非自分の為に、何か行動を取ってみてくださいね!