それはある日の職場での事。
 とある資料作成を上司から頼まれ作業していた。
私の知識では深いところまでは資料化出来ないけど、
 今回頼まれた内容なら形に出来るし、知らない部分を学ぶための資料作成はこれまでも指示されてやってきた。
 という事で、今回も都度調べたり、資料を見ながら何とか形にしていた。
そしたら、その資料作成を依頼してきた上司から言われたのよね。
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 上司:「今資料作成してるその内容自体のこと、知ってるの?」
私:「深いとこまでは知らんが、今回頼まれた内容なら形には出来るよ。今回も学ぶ部分は多いけど。」
上司:「じゃ、その資料作成をするあなたの時間、勿体無いでしょ。
 深いとこ理解してる他の人が作った方が1人で完成させられるし、クオリティもいいでしょ。」
私:ガビーン。。。
 (え?今までと同じような学びの為の資料作成って話だったよね?資料作成依頼してきたの自分だよね?
 また途中ではしご外してきたぜ、、、これまで費やしてきた私の労力どうしてくれる?!
 と、心の中で大いに叫んだのは言うまでもない。が、上司には黙っておいた。)
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モヤモヤ解消の為ノートに感情を殴り書く
その日の夜、
 非常にモヤついた私はいつものようにノートに向かって今日の出来事を振り返ってみた。
 
私としては、頼まれた事は1人で完遂したかったし、するもんだと思っていた。
 (少し毒づいた感情も軽く吐き出した事は、ここでは割愛w)
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 でも今日の上司の反応を見ると、そこは求められていなかったようだ。
 じゃあ、何を求められていたんだろうか。。。。?
 んー、多分、私のお勉強の為の資料作成なら最初からそう言ってるな。
 今回は上司はそうは言ってなくて、私が勝手に思い込んだだけかも。。。
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 私が上司だったらどうするかな?今回の資料は早く仕上がった方が良い資料だったのかも。
 そうだとしたら、私も出来る人に頼むな。。。
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 よし、明日会社でいつまでに仕上がる必要がある資料だったか確認してみよー
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 翌日、上司に確認。思ってた通り、早めに仕上げて展開したい資料だったことが判明。
事前にもっと深い確認作業をしておけば良かっただけなんだけど、
 この日もまた、日本人(特に私の特性)と外国人の仕事の仕方の違いを思い知った。
日本と海外の仕事の仕方の違い
つまり、
<日本>
 → 1人で抱えて、与えられた業務内容が最初は良く分からなくても、自力で調べたり周りに聞いたり、
 Wチェックして貰って何とか完遂させる。そしてそれが「よくやった!」と評価される文化。
 自分の守備範囲を少しづつ広げていくイメージ。
<海外>
 → 最初から自分が分からない事ははっきりと伝える。分からない事は出来なくてもマイナス評価にはならない。
 把握できている人が代わりにやった方が効率的。
 勿論経験を広げることも注力すべきだけど、今の自分でどれだけパフォーマンスを上げられるかが大事。
 出来る人がやるというチーム戦で仕事を進めていくイメージ。
どうやら、
 どこに「価値(=評価)」を置くかが違うみたい。
これは勿論、職場や上司のタイプによっても違ってくると思うけど、
 「できない事は、1人で抱えなくてもヨシ。効率よく仕事はすべき。」
 というのがどうもあるようだ。
私はこの事に沢山の事故を起こしながらも気付いて以来、
 最初から自分がどれだけ責任持てるか、出来る事・出来ない事の線引きは臆せず事前に伝えるようにしている。
 それがすなわち、自分への周りからの信頼にも繋がるし、
 何よりも自分が心地がいいから。
業務上、チャレンジするレベルでも
 ここは自ら責任を負ってチャレンジする部分、
 ここは周りに頼る部分を作りながら進めていくと
 1人相撲にならずチャレンジを楽しめているなーとも感じている。
まとめ
今回は私の職場における日本と海外の仕事の仕方についてご紹介してみました。
 映画「プラダを着た悪魔」や海外ドラマ「スーツ」を見たことがある人は想像がつくと思いますが、
 分からなければ調べてなんとか自走しないといけない会社も日本には沢山あると思います。
 私が以前勤めていた外資系の会社でも事実そうでした。
でも、今回紹介した私の事例のような会社もまたある訳です。
 いずれの場合もポイントは、効率よく仕事をする事。
 その為に臆せず質問をし、クリアにすること。分からない事は分からないと最初のうちに言っておく事です。
因みに、
 海外には総合職ってないんですってよ。
 みんな専門職ばっかり。
 だから、「これは出来ない」って言ってもある意味成り立つんだなーと思いました。
それに比べて日本にはジェネラリストが多いこと。。。。
 プレイングマネージャーならまだしも、管理職なんて最大のジェネラリストですからね。
 管理職(リーダー職)の話はまた今度したいと思います。
 ではまた!
